外資系証券ファンドマネージャーの相場観

海外在住歴25年のアジア株専門ファンドマネージャー。日経平均は3万円を目指して動き出す!

市場が変化した。いったん現金化して機を待つ

   

読者の皆様、お久しぶりです。

先週、順調に値上がりしていた日本株と、米国株に変化が出ました。私は一度すべて現金化したので、その理由を書かせていただきます。

株と言うものは、刻一刻と価格が変動する生物のような存在で、見えなくなった時、不透明な材料が出た時、また、日本株を動かしている白人達の投資行動に変化が出た時、一度現金化してよく観察する作業を私はします。新年度の運用開始から11%ほどの利益を確定できておりまして、安心できる投資環境に戻れば投資を再開するつもりです。

ではその理由を書きましょう。
ひとつは今年の日本株を買い支え、買いあがってきた3つの投資媒体の一つに明確な変化が生じた事。

それは日銀のETF買いの事です。

今年、ここまでに日銀は3兆7734億円を買っており、2014年の上限目標3兆8000億をほぼ買い切った計算になり、国内の詳しいところに聞いても、ルールどおりにやるでしょうと。つまり、来年まで日銀のETF買いは入らない可能性が高くなった事が第一点。

二つ目は原油価格の下落。

どうして原油価格が下がると良くないのか?一般的な考え方で言うと原油のほぼすべてを輸入に頼っていて、円安に伴う物価高に悩まされている日本にとっては悪い事じゃないように思うかもしれない。

でも違うんだ。
皆さんはシュールガス革命って言葉を聞いた事がありますよね?これは地下深くにあるシュール層から天然ガスや原油を取り出す事なんだけれど、米国がその技術を確立した事によって、今や世界最大の産油国は米国になっているんだ。

これが雇用を生み、米国経済の好調の要因となっていたんだけれど、一般的な中東の油田から原油を採掘するのと違い、地表深くまで掘り下げるために、コストが高いのが特徴なのです。原油価格が1バレルあたり90ドルから100ドルの間は充分に採算が取れていたのだけれど、原油価格がここまで下がってくると、すでにコスト割れに陥っているんだ。

問題なのは!サブプライムローンと同じように、沢山のシュールガス田それぞれにファンドを組んで債券を発行してお金を集めてしまっている事なんです。
すでに高コストのシュールガス田の債券はジャンク債扱いとされているものも出始め、原油価格の下落は、シュールガス革命によってもたらされた好調な米国経済を根底から覆す可能性があること。

また三つ目として、先週、白人達が売りこしに転じたこともある。

以上の理由から私は一度現金化して利益を確定し、落ち着きを待って今年の運用を再開したいと思っております。読者の皆様も無理をなさらないようにね。

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 - 投資戦略

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